2011年08月24日

地域ブランドとは何ぞや?!

私は7月から
沖縄TLO主催の平成23年度地域イメージ向上・確立支援事業
「地域ブランド化基礎講座」という講座に通っています。
全4回のスケジュールになっていて、明日で最終日です。

私がこの講座に参加しようと思った動機は、
普天間で地域活性化の仕事をはじめてから
地域のことや、活性化のこと、ブランド化のことが
ほとんど無知のまま、この仕事を推進していて
この事業を推進していけばいくほどに疑問が沸き上がっており、
「もっと勉強したい。ふてんま結いちばがなくなっても
次に生かせる何かを見つけたい。」
そう思っていたことがきっかけです。

何はともあれ、今まで疑問に思っていたことを明確にして、
ビジョンを描き出すことが大事です。
この講座を通して、ふてんま結いちばで推進している事業を振り返り、
いろんな事例や知識を得ることによって、
今後、普天間(宜野湾市)に本当に何が必要なのか見えてくるんじゃないか?
と思います。なるべくなら、勉強したことをみなさんに広く情報交換をし、
地域の課題を共有していけるところまでいくといいのですが…

まずは、このブログを通して、まとめていけたらと思っています。
いつもより文字が多くなりますが、ぜひぜひ読んでくださいね!

第1回目基礎講座
地域ブランドとは何ぞや?!
テーマ:地域ブランドとは(地域ブランドに関する基礎知識を習得する)
講師・アドバイザー:山田 敦郎(株式会社グラムコ代表)

第1回目の講座では、まず白い紙が配られ、5分程度で
「あなたが考える地域ブランドとは?」というものを書き出しました。
参加者から上がった答えはさまざまで
「地域に対しての誇り」、「地域の資源を活かす」、「第三者(住民・他から来た人)が思う何か」などなどの意見がありました。

それから講師の山田先生からたくさんの事例や、グラムコでの実例、ブランド化の定義などを、みっちり教えてもらいました。
その中でも印象に残っていることを紹介したいと思います。

◎地域ブランドとは?
 近年の地域ブランドの流れとしては
 単に商品開発や箱物をつくるだけではなくて、
 「地域全体のイメージをつくる」というブランド化へシフトチェンジしている。

 *そこに行きたいと思う土地である。
 *マグネスティック力が大事。
 *まとめ役が主要。人間力。
 *説得するより魅了せよ。

 総合的なブランディングが必要!

◎モノからのブランディング
 方向性を決めて取り組みを開始→品質及び名称の管理→マーケティング
 →ブランドの確立(知名度・利益の向上)

◎場からの地域ブランド戦略
 ①地域の暮らし方を描くブランドであること。
 ②小さなモノの価値を生かすブランドであること。
  忘れ去れていそうだが輝きを放つ宝が地域にはあるということを
  確認し、発掘し磨いてブランド化する視点が必要。
 ③儲かることや経済効果も去ることながら、地域の暮らしの豊かさ
  がどのように貢献するかという視点を持つこと。
 ④これらのブランド価値を、地域の皆で共有していくこと。

***悪いデザインのブランドはない。

ここからは、私の主観なんですが、
沖縄には、まだまだ地域資源がたくさんあるけれど
きちんとブランディングされている地域は少ない気がします。
沖縄は、戦後の復興から60年あまり、日本に復帰し
本土並みの街にしていこうと道路も建物もとてもきれいに整備されました。
でも、残念なことにどこも同じようになってきてしまっていると思います。

これからは、経済の成長だけではなくて
人と人との繋がりや、その土地への愛着を育てていくこと
その地域の独自性や文化を守って、地域住民と共に発信してく
ということが大事になってくると思います。

今の私たちの生活は、未だかつて誰も経験したことのない時代を生きています。
情報化社会で人の流れは変わり、人と人との関わり方もネット時代の到来により、
遠くにいる友人とも新しいコミュニティーをつくれるようにもなりました。
また、世界同時不況の影響などから、働き方の変化、家庭環境の変化、など
深刻な問題もあります。
この急激な社会の変化や、若い人の新しい生き方の価値観などに
地域はまだまだ対応しきれていないのが現状だと思います。

これから10年〜20年先、少子高齢化が進むなど、ほとんどの地域で人口が減少し
自立の為のアイディアや熱意の差により、地域格差は拡大し、かなりの集落が
消滅するだろうとも言われています。
このような問題の中で、地域再生の鍵は、知的・文化的価値を大事に想い、
経済的には停滞していても、人々が幸せに暮らしていけるような仕組みが
その地域にあるかどうかで地域の再生も決まってくると私は思うのです。

みんなそれぞれの世代で、社会と自分との価値観にギャップを抱えて生きています。
地域がそれを汲み取っていけるかどうかで、その地域が発展していくのかどうかが
決まってくると私は思います。

第2回目、第3回目と一気にまとめたかったのですが
今日は、文章が長くなっているので、この変で終わりますね。
また日を改めて、公開していきますおすまし



 
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